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2009年12月9日水曜日

中外製薬のSPT阻害剤NA808がC型肝炎多剤併用の新たな選択肢に

都臨床医学総合研究所SAS、HCV等感染症プロジェクトチームの平田雄一氏らは、09年10月の日本ウイルス学会で中外製薬のセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)阻害剤NA808のインビトロ、インビボ実験系における抗HCV効果を検証した結果を発表した。

ルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだHCV型レプリコン細胞を使用し、NA808を添加しルシフェラーゼを計測することで複製抑制効果を検討した。また、HCVジェノタイプ1a、2aを感染させたキメラマウスに、NA808 5mg/kg、10mg/kgを14日間投与した。

その結果、NA808は強力な抗HCV効果をインビトロ、インビボの実験系で示した。また、その影響は肝臓内ではみられたものの、血清中では認められず、肝臓に対する特異性があることが推測された。NA808は作用機序が既存の薬剤と全く異なるものであり、多剤併用療法に新しい選択肢を与えることができると考えられた。

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