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2009年12月25日金曜日

田辺三菱製薬のテラプレビルがIFN+リバビリン併用で慢性C型肝炎に臨床効果

田辺三菱製薬のSuzuki氏らは、同社のtelaprevir(MP-424)をペグ化インターフェロン(PEG-IFN)およびリバビリンと併用で慢性C型肝炎(HCV)患者に投与する臨床試験の結果を09年11月のHepatol Res誌(39巻11号1056頁)に文献発表した。
telaprevirは日米欧でフェーズ3が進んでいる。

ウィルス負荷の高い(中央値6.8Log IU/mL)HCV患者20例を対象に、上記3剤療法を行い12週間血清中HCV RNAの初期変化および副作用を調べた。

その結果、HCV RNAレベルは7日で4.8Logs、14日で5.5Logsまで低下した。2週時点で50%(10/20)、4週時点で79%(15/19例)、6週時点で88%(14/16例)、12週時点で100%(13/13例)の患者でHCV RNAが消失した。HCV RNAは10例の非処置患者、6例のINF単独療法患者に対する非リスポンダー、4例のPEG-IFNおよびリバビリンに対する非リスポンダーでも同様に消失した。

途中休薬例は35%(7/20例)で、主にヘモグロビン値が8.5g/dL以下に低下した例で、そのうち86%(6/7例)は12週までHCV RNAが消失したままであった。

HCV RNAの初期の低下は持続的なウィルス反応(SVR)の高い比率と相関しているため実質的にSVRを増加し、既存療法に反応しなかった患者にメリットがあった。

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