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2010年2月18日木曜日

C型肝炎とは

 C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって肝臓が炎症をおこす病気です。

 HCVに感染すると、まず急性肝炎を発症します。そのうち約2~4割の患者さんは急性肝炎で、短期間で治癒しますが、約7割は、慢性肝炎に進行します。

 慢性肝炎は放置すると「肝硬変」や「肝がん」へ進行する恐れがあります。肝がんは悪性腫瘍の死亡数の第4位にあり、年間3万人を超える方が亡くなっています。しかし、C型肝炎の早期発見が出来れば、その進行を防ぐことができます。

 慢性肝炎の状態では生命に危険がおきることはなく、継続的な治療に時間をとられることをのぞけば健康人と同じ生活が出来ますが、肝臓ガンが発生したり、肝硬変が進行して肝不全を引き起こしたりすると生命の危険がせまってきます。

 従って、C型肝炎の治療はいかにしてこのような状態にならないようにするかということが目標になります。

 そのためには肝臓の炎症の原因になるウイルスを駆除することが望ましいのですが、それが不可能な場合は肝臓の炎症をおさえて病気の進行をとどめることが必要です。

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